車検場での事故が増加中!?原因は?安全対策は行われている?

車を購入すると、新車なら3年目に、その後は2年に1度、車検があります。

 

車検は指定工場や陸運支局の車検場でしてもらえますが、ここ数年、車検場で事故が増えているんです。

 

一体、車検場でどのような事故が増えているのでしょうか?

 

また、事故が起こらないように、どのような対策をしているのでしょうか?

 

車検場での事故とその原因、安全対策』についてお話ししますね。

 

 

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車検場での総事故件数は減っているが、人身事故は増えている

車検場での事故が増えていますが、実際にどのくらい増えているかを見てみましょう。

 

全国の車検場で発生した事故件数
H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 H26年度
物損事故 138 132 122 99 86
人身事故 17 17 21 13 21
総事故件数 155 149 143 112 107

 

この表のように、平成25年度と平成26年度を比較すると、物損事故を含む総事故件数は減っているのですが、人身事故は8件も増えてしまっているんです。

 

 

事故の原因は、認定工場の整備員の高齢化やユーザー車検が増えたことだといわれています。

 

けれど、車検場の検査ラインなどを管轄している、自動車検査独立行政法人いわく、実は、ヒューマンエラーが多いということなんです。

 

検査ラインでの事故原因というのは、どのようなところにあるのだろうか?

 

「複合的な要因が絡んでいることが多く、一概には確定することはできません。しかし、ユーザー車検や自動車整備工場の高齢整備員のみならず、受検者全般に渡る『注意力散漫』、『思い込み』などのヒューマンエラーが主要因と思われる事故が数多く発生しています。今年度もギア位置を『D』、『R』に入れたままクルマから降車したことによる事故が発生しております」

(引用元:ベストカー)

 

 

車検場も事故が起きないように、対策を実施中

車検場での事故が増えていますが、そのまま手をこまねいているわけではなく、事故対策に力を入れています。

 

具体的にはどのような対策案を考えているのだろうか?

 

「ソフト・ハード両面から事故防止対策を行います。ソフト面では当法人の『安全作業マニュアル』を改訂するとともに、優良事務所における取り組みを今年度中に入り職員に対して徹底させました。ハード面では、車両間挟み込み事故を防ぐために、パイロン、サインキューブなどの設置による適正な車間距離の確保や、ピット部に転落しないように、ピット開口部に周辺にLEDテープライトを設置する予定になっています」

(引用元:ベストカー)

 

このように、事故対策がどんどん行われているんです。

 

 

実際の車検場では、すでに様々な事故対策が行われている

では、実際の車検場ではどのような事故が起こっているかというと…。

 

関東地方を管轄している関東検査部の管轄内の車検場では、

 

・スピードメーター検査をしていた車が操作ミスで暴走し、後工程の排気ガス検査をしていた人が暴走した車に挟まれる事故

・下回り検査の不具合を受検者に知らせるときに、途中でピット開口部に落下してしまう事故

 

など、大けがをする事故が過去に起こっています。

 

そのため、関東検査部が管轄している車検場では、以下のような事故対策をしてます。

 

昼休みは安全のために検査場を閉鎖するのだが、受検者が通り抜けしようとして、フラフラと入ってきて落ちることもあり、現在では昼休みにはチェーンをはって人が入れないように規制するそうだ。

 

「落下防止策としては、下回り検査の時は受検者を下に呼ぶのではなく、検査員が上に行って説明するようにしましたし、マルチテスターなどの検査場所に、『N』、『P』に入れることを促す看板を多数設置しています」

(引用元:ベストカー)

 

 

中部地方を管轄している中部検査部の管轄している車検場でも、ヒューマンエラーによる事故が起こっていたため、

 

・「ギアは『N』か、『P』に!」という注意喚起のポスターを貼る

・ピット部の穴が分かりやすいようにテープを貼る

・頻繁に声かけをする

 

などして、事故対策をしています。

 

 

このように、各車検場で安全対策を行った結果、7月時点の事故件数は、関東検査部管轄では物損9件、中部検査部管轄では物損3件、人身事故はどちらも0件と大きな成果を上げているんです。

 

今後も、安全対策をどしどし進めて、物損も0件になってくれるといいですね。

 

また、『注意力散漫』などヒューマンエラーによる事故が多いので、受検者側も安全意識を持って検査に臨み、事故を起こさないようにしてほしいですね。

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元大手自動車メーカーで技術者。愛車を高く売る方法など、クルマ情報を発信中
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