トヨタがサイオンを廃止した理由とは?決して失敗したからではない

目安時間:約 6分

トヨタ自動車が、アメリカとカナダで展開している自動車ブランドの「サイオン」。

 

トヨタは、2016年2月3日にサイオンブランドを廃止して、トヨタブランドへ統合すると発表しました。

 

ですが、なぜサイオンを廃止することにしたのでしょうか?

 

カー雑誌『ベストカー』が、トヨタ自動車広報部に確認していましたので、廃止の理由を紹介しますね。

 

 

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サイオンの精神をトヨタに生かすために廃止を決定

トヨタが、2003年からアメリカとカナダで展開していたサイオンブランド。

 

トヨタは、アメリカの若者からの支持が低いという問題を抱えています。

 

それを打開して若者から支持を得るために展開されたのが、サイオンです。

 

トヨタ車は、技術や機能性は高いのですが、一方で退屈なイメージがあります。

 

サイオンは、トヨタ車にはなかったファッション性や都会的なイメージを全面的に押し出しているんです。

 

 

そんなサイオンが、2017年モデルから順次トヨタブランドで発売することになりました。

 

トヨタ広報部いわく、サイオンブランドが廃止になった理由は…。

 

☎なぜ、突然サイオンの廃止が決まったんですか?

 

☎サイオンの役割は、新しいお客様をトヨタ全体にもたらすことに加え、新しい商品を開発・展開する「試験的な場」となることにありました。今日、私たちはお若いお客様がトヨタについて昔とは異なる考え方を持っているなかで、今こそサイオンの精神をトヨタに生かすべき時だと考え、ブランド移行を決定いたしました。

 

☎とすると、サイオンが失敗したからではないんですか?

 

☎決して失敗したからというわけではありません。実際、昨年大型ピックアップのタンドラにTRDプロというモデルを設定したのですが、これまでこうした大型ピックアップにスポーティグレードを設定した例はほぼありませんでした。これもサイオンのノウハウ・精神がトヨタに生かされた例です。

(引用元:ベストカー)

 

サイオンは、「全体の7割がトヨタ車は初めて」「顧客の半数が35歳以下で、平均年齢は36歳」を達成し、トヨタの当初の目的であるアメリカの若者の支持を得るという目標を達成したために、ブランド廃止となったんです。

 

ちなみに、サイオンブランド車の販売車数は以下のようになっていて、ここ数年は、販売台数が伸び悩んでいました。

 

サイオンブランドの販売台数
販売台数 前年比
2003年 1万898台
2004年 9万9259台 910.8%
2005年 15万6485台 157.7%
2006年 17万3034台 110.6%
2007年 13万181台 75.2%
2008年 11万3181台 86.9%
2009年 5万7961台 51.2%
2010年 4万5678台 78.8%
2011年 4万9271台 107.9%
2012年 7万3505台 149.2%
2013年 6万8321台 92.9%
2014年 5万8009台 84.9%
2015年 5万6167台 96.8%

’15年のトヨタの米国販売台数は249万9313台なのでサイオンの占める割合は約2.2%

(引用元:ベストカー)

 

 

サイオンブランド車は、今後はトヨタブランドで販売

では、サイオンブランド車は、どうなってしまうかというと、今後は、トヨタブランド車で販売することになります。

 

☎86もアメリカではサイオンFR-Sとして売られていますが、サイオンのモデルは今後どうなるんですか?

 

☎FR-S、iM(日本名オーリス)、iA(同、マツダアクセラ)は、モデル名を維持したままトヨタブランド車となります。

(引用元:ベストカー)

 

このように、トヨタブランドとして販売し、既に販売されている車両も、トヨタでアフターサービスを行います。

 

ですが、サイオン専用のオリジナルtCは、完全にモデルが廃止されてしまいます。

 

☎日本では未発売のコンパクトスポーツtCはどうなるんですか?

 

☎tCは、「10.0リリース・シリーズ」という特別仕様車を投入後、’16年8月に生産終了します。また、米国でサイオンブランドで発売していたC-HRも’17年にトヨタブランドとして導入予定です。

(引用元:ベストカー)

 

tCの絶版は残念ですが、その他の車種はトヨタブランドとして残るのは嬉しいですね。

 

今度トヨタは、今までとは別の方法でアメリカの若者にアプローチしていく予定だそうですよ。

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